英語プレゼンにも!? 効果的なプレゼン用のスライドとは?

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大学生以上になったら自分でプレゼンするという機会が増えてくると思います。

今回は、プレゼンの中でも前準備の「スライド・資料作り」に焦点を絞って注意すべきところを紹介していきます。

手の込んだスライドをせっかく用意したのに、見にくいスライドではオーディエンスは余程の内容でないときっと見る気を失うでしょう。

今回お話しする「スライドづくり」という点では、日本語プレゼンでも英語プレゼンでも基本は一緒なはずです。

これからのご時世、機会も増えてくるだろうということで、あえて英語のプレゼンを中心に紹介していきたいと思います。

大学の先生のスライドを参考にしてはいけない。

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大学の授業では、どの先生方もスライドを使っていらっしゃるかと思います。

しかし、自分がいざプレゼンするとなったときに、そのスライドを参考にして作ってはいけないのです。理由はシンプル。

先生方のスライドは「プレゼン用」にはできていないのです。

あと、作り方がテキトーで凝っていない先生方も多いですしね。

どういうこと?

考えてみれば、皆さん配布されたスライドで勉強しますよね?

― 学生が勉強できるだけの情報が必要。そのため、スライドに文字数がぎっちりになりがちです。「見せる用のスライド」ではないんですね。

― それでも、ページ数が増えてでも、わかりやすくすればいいのにというのは僕の独り言なのでしょうけれどもね。

<反面教師にしたいダメダメなスライド例>

先生のスライドにありがちな悪い点を上のスライドにぶち込んでみました。

  • 色を使いすぎて意味が分からない or 色が全く無い
  • 文字が小さすぎて読めない
  • 記号などがなく、文字のみのスライドになりイメージが湧かない
  • スライドデザインが独特すぎる
  • タイトルが地味で、何を言えばいいのかわからない etc…

学生はページ数増えると露骨に嫌がる傾向もありますし、先生方にとっては難しいところでしょう。

最重要! 「何を伝えたいのか」をはっきりさせる。

プレゼンを聞いていて、真面目に聞いていたとしても、何言ってんだこいつ。ってなることありますよね。

それは、偏に「プレゼンやスライドが冗長」であることに起因するのです。

冗長な会話の例として次の会話を見てください。

資料、明日までだったけどできたのか?

ここ最近は炎天下の天気のもとで、一日中ずっと営業に行っていたこともあり、体がくたくたで、疲弊がたまってしまっていて、家に帰るとすぐにずっと寝てしまうという現状が続いているせいでできていません。来週中にはできると思います。

特に冗長な部分を青色で、本当に必要な部分をで表しています。

冗長さといっても以下のような2種類に分けることができます。

  • 結論がいつまでたっても出てこないため、何を言いたいのか不明瞭だ
  • 言い回しがくどい。一文が長い。

前者は、大まかな話の論理の構造がくどく、冗長であるということ。

―——上の例文では、橙の部分を最初に言わなければならないですよね。

後者は、細かなことですが、文章のテクニック面で稚拙だということです。

―――上の例文では、青の部分が意味の重複があり、くどい表現です。

これらを踏まえ、同じ内容なのですが、訂正した例を見てみましょう。

すみません。まだできておらず、来週までには完成させます
遅れたのは、大変私事で恐縮なのですが、連日炎天下で営業を行って疲労がたまっていたためです。

すっきりとして、言い訳がましい雰囲気がなくなったと思いませんか?

このように、冗長な印象を避けるためには、意識すべきポイントがあります。

今まで上げたのものをまとめてみたのがこちらになります。

CHECK IT OUT!

一文を短くする。接続詞 (だが、のでetc…)は1回まで。

結論は最初に述べよう。

同じような表現の重複は避けよう。

魔法の「〇行ルール」を絶対守ろう。

わかりにくいスライドにとって、あらゆる諸悪の原因となるのが、「文字の詰め込みすぎ」です。もうこれはプレゼンに向かないスライドに当てはまります。

読めばわかる・それで終わりとなるのであれば、ペーパーで事足ります。改めて、「私たちは今からプレゼンをするんだ」ということを忘れないでほしいです。

そこで設定するのが、英語では「7行ルール」、日本語では「6行ルール」です。

ルールはいたって明快で、設定した行数以上の分をいかなる状況であっても絶対に書き込まないという名前通りのものです。

<悪いスライドの例>

まだマシだけど、文字ばっかりで何となく見にくいなぁ。

英語苦手だから読む気すら怒らないぜ…

そんな見た目と名前で、母国語はバリバリの日本語なのかよ。

マイケルが読む気をなくすのもそのはず。これはなんと10行もあるんです。しかも図や記号が一切含まれていないスライドですしね。

そこで、ちょっと改善してみたものがこちら。

<改善例>

明らかにさっきより見やすくなっていますよね。

行数という意味では、カウントは難しいですが、しいて言うなら5行となるのでしょうか。(6行という人がいるかもしれませんが…)

加えて、因果関係を示す矢印の記号や、共通項を枠で囲ったりして、関係性を視覚的ににわかりやすくしています。(後述)

人間の情報入力の約8割は視覚からだといわれています。文字だけだと、視覚の優位性をうまく生かせないばかりか、

文字を読もうと必死になってしまうので、視覚により神経を集中してしまい、聴覚などのほかの五感が疎かになるので、プレゼンに集中してもらえなくなります。

そのため、極力シンプルにわかりやすくすることが必要なんです。

そのために、実際によく用いられる細かなテクニックを少し紹介していきます。

完全な文を作らなくてもいい!

何回も言いますが、「プレゼン」の資料なので、いちいち全部書く必要はないんです。主語と目的語さえあれば後はプラスかマイナスかでどうにでもなります。

上のスライド例では、myopia(近視)、addiction(中毒)、Sexual expressions(性的表現)など代表的なワードのみを表示することで簡潔にしています。

矢印や、図形・記号はうまく使おう

関係性を見せたいときには、記号に頼ることで、視覚的に理解を促すことが可能です。資格の重要性は先ほどお話ししましたね。

こだわりPOINT

因果関係は普通の矢印 ⇔ 対比関係は両矢印 (まさにこの矢印ですね)

というように矢印の種類を使い分けることだけで、ニュアンスの違いも出すことができるのでこだわってみると面白いかもしれません。

ただ、注意してほしいのは、あくまで相手に伝わる範疇で行うということ。矢印も多用しすぎるとわけわからなくなりますよね。

プレゼンですから、説明を聞けばわかる程度のわかりやすさがあれば十分ですが、画像を見て、何となく意味は分かる、くらいのわかりやすさがベストです。

できるだけ能動態で書こう。(英語について)

能動態ってなんやったっけ?

能動態と受動態って、学校の授業でやったの覚えていますか?とりあえずそれぞれの例文を挙げてみます。

・Micheal has teased Bobby about his incompetence of English skills.

・Bobby has been teased by Micheal about his incompetence of English skills.

共に意味は全く同じで、「マイケルはボビーに英語の技能がないことをからかった」という意味になると思うのですが、何が違うのでしょう?

そう。受動態はいわゆる「受け身」の文章なんですね。つまり、「~されている」という意味合いが強くなり、自分の意志ではないことを示す色が強いです。

つまり、受動態の文章はプレゼンにはあまり向いていないということなんですよね。

なんたって、プレゼンはライブ感が命だからね。

長くなってきたので、この章で述べてきたことを一度おさらいしておきましょう。

CHECK IT OUT!

7行ルール」はいかなる時でも死守しよう

プレゼンのスライドは、文章は不完全でも構わないのです

記号や図形をうまく使って、関係性を視覚にわかりやすくしよう

英語で書くときはできるだけ受け身の文章は避けよう

RESULTは誘導的に結論を示そう

Way to your ideas

研究に関する発表であれば、基本的には、何らかの既存論文あるいは発表予定の論文(に準ずるもの)に即していますよね。

論文の構成といえば、基本的には4つのパートで構成されているのは有名ですよね。

  • Introduction (イントロダクション)
  • Method (方法・メソッド)
  • Result (結果・リザルト)
  • Conclusion (結論・コンクルージョン)

その中でも、結果の部分であるResultの部分は、自分の主張である結論を導くために重要な部分で、プレゼンの出来を決めてしまうかも。

そこで、相手に伝わりやすいResultの部分のスライド作成を見ていきましょう。

Resultのパートでも7行ルールは継続!

結果の部分だからと言って、前述した大鉄則「7行ルール」(日本語の場合は6行) がなくなるなんてことは全くありません。

この大鉄則は、「スライドの見易さ」という点で、絶対的であり、例外はありません。文字が増えるようならスライドを分けましょう。

スライドは誘導的に。オーディエンスに解釈の余地を与えるな!

たびたび登場している「誘導的」という言葉ですが、皆さん一体どういうことを言っているのかわかりますか?

今回のタイトルにもあるように結果の解釈について決してオーディエンス任せにするなということです。

例えば、次の会話を見てください。

家にある小銭の中で、令和元年発行のものは何パーセントを占めるのか?大調査してみました!

結果はどうだった?

なんと、0.5パーセントという結果になりました。

0.5パーセントというのは、客観的な要素、数字でありますが、

人によって多いと感じるか少ないと感じるか解釈の余地が残されています。

ちなみに僕はすごい多いなと感じるんですが皆さんはいかがでしょうか。

多いということを表現する場合には、

すごく多かったです。0.5パーセントありました。

というように、ストレートにまず結果の解釈を述べるとわかりやすいでしょう。

参考のデータはそのあとに述べたらいいと思います。

この例では、次のようなことを後付けでいうと説得力が増すでしょう。

「全国に流通している小銭の中で、令和元年発行のものは、公式には0.1パーセントとされています」

このように、一般的に何となく判断がつくようなものならまだいいですが、

専門分野に片足を突っ込み始めると、

プレゼンとしてどっちつかずな印象になってしまい、致命的になります。

よく見るダメな例として挙げられるのがこういうタイプのスライド。

上の図では、私がダメな点をいろいろ指摘しているので、ああダメなんだなと気づかれると思いますが、

スライドを作るとき、ついついこのようなタイプのスライドを作ってしまっていませんか?

スライドは、「予想されるオーディエンスのレベルに合わせる」というのが鉄則です。

しかし、それにかかわらず、いかなる場合でも、プレゼンの場合は、「主観的」な話し手の主張を入れることが重要です。

ではResultの場合は、一番言いたい主張はどこに入れるのでしょうか?ズバリ…

タイトルです!

極論を言えば、グラフがなかったとしても、タイトルさえ理解できれば

何を言っているのか話の本筋にについていけるくらいのことを書き込みましょう。

一番目立つから「タイトル」なんだもんね。

このことを踏まえ、先ほどの棒グラフのスライドを改善してみた例を示してみます。

<改善例>

最近の流行は「フラットデザイン」、「ミニマルデザイン」なので、

無駄に立体にしたり、陰影をつけたりするとこいつダサいなって思われるかも。

タイトルの他にはどこが改善されているように見えますか?もちろん上述のように立体はやめてフラットなデザインにしたのはあります。

しかし、まだ変更した点があります。それは…

  • 配色を寒色系にした
  • 文字は見える文字のみを記入するようにした

ということ。どちらも「デザイン」の範疇なので、私は詳しくはないのですが、

オーディエンスのことを考えると、できることですよね。

赤や黄色という暖色系の色は強調色ですが、目が疲れるという特徴もあるので、あまり多用しないようにしています。

ただし、まだ色覚障害の人には見にくいグラフだと思います。(上下の青と深緑が見にくいと思われます。)

ユニバーサルなデザインにするためには、彩度と明度も重要だ!

その点で改善の余地はありますが、全体的には見やすくなっているということがわかると思います。

このように、何らかの検証・実験の結果を示すResultですが、注意すべき点は多くみられましたね。

長くなったので、ここでいったんまとめておきましょう。

CHECK IT OUT

最重要タイトルで、一番言いたいことを書いちゃおう

グラフや、図を用いるのはよいが、それだけでスライドを終わらせない

配色や、デザインについてはオーディエンスのことを考えて取り組もう

今の流行はフラット・ミニマル・ユニバーサル デザイン だ!

一般的でない略語は極力用いない方がよい

「自分の主張」を伝えることが何よりも優先されるべきことである

最後の仕上げをする

It’s about time to finish!

ここまでやってきて、一枚一枚スライドの質は上がってきたと思います。

しかし、「木を見て森を見ず」ということわざがあるように、スライド全体の完成度とは関係はありません。

展開を邪魔しているスライドがあると、大局的に話を展開していけなくなるので、取り除く必要がありますよね。

そこで、気を付けるべきことを少し考えてみようと思います。

起承転結に当てはめて考える

英語で言うと、先ほども述べたようにintro, method, result, conclusionの肩を守ろうということですね。

重複するスライドは省き、脱線する内容は極力抑えるようにするというのが基本です。なんと言ったって理路整然さが大事ですからね。

しかし、気づかないうちによくやってしまうのが、

「結論(conclusion)に、いきなり述べてこなかった内容を書いてしまう」

ということです。もちろんダメだよね。

原稿とスライド内容をすり合わせる

あとは、スライドを読むだけにならないように、両者をすり合わせる必要があります。

これに関してはコツはあまりなくて、とにかくリハーサルをこなすのみです。

まとめ

最後に今までの重要なポイントをまとめてみましょう。各章ごとに振り返ってみてくださいね。

一枚一枚のスライドに主張を入れ込む

スライドのエッセンスを明らかにする

結論ははっきりと、最初に述べよう!

意味が重複している語句の多用は冗長になりやすい

スライドを簡潔にし視覚的にわかりやすくする」

スライドに文字を詰め込みすぎない

大鉄則である「〇行ルール」は絶対に守ろう!〇…英語で7行、日本語で6行

因果関係・対比関係など関係性矢印などの記号をうまく使って表そう!

英語の文章はできるだけ能動態(受け身の文章でない文章)で書こう!

結果は自分の主張を生み出すためのツールである

結果は発表者の主張へと誘導しよう

グラフや写真だけで、実験結果・検証結果を表さないようにしよう。

結果への自分の解釈を必ず添え、解釈の余地を与えないようにしよう!

一番言いたいことは簡潔にタイトルに入れよう!

グラフのデザインの流行はフラット・ミニマルデザインだ!

最後の仕上げとして全体を整える

全体の流れを整えよう

重複などで不要なスライドを削りとる

話の展開を首尾一貫とさせる。大筋から祖折れるスライドを作りすぎるな!

原稿と合わせ、スライドを最適化する。練習しながら調整しよう!

いかがだったでしょうか。このまとめに書いてあることを守れば、すっきりとした見やすいスライドになること間違いなし。

これから、プレゼンの機会というのは増えていくと思うので、ぜひこのテクニックを使ってみてくださいね。

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