2020年7月10日現在、sportifyをはじめとして、色んなアプリがすぐに落ちるという現象が発生しました。
現在は復旧されたようですが、様々なアプリが3時間弱にわたり落ちるという大きな障害が出てしまいました。
また、米国では5月にも同様の騒動があったらしく、これからも頻発する可能性も否定できません。
なぜ、このような大規模な障害が起こってしまったのでしょうか。
原因はFacebookのSDK!
どうやら、原因はFacebookのSDKにあったようです。
今回のサーバー障害の原因はまだ完全にわかってはいませんが、おそらく
5月に米国で起こった時と同じく、FacebookのSDKの問題であるといわれています。
そもそも「SDK」って何?
SDKって何だろう?

SDK(Software Development Kit)とは、簡単に言うと、アプリなどのソフトウェアを開発するためのツールです。
実際の実行環境やら、バグを修正するデバッグツールやらをいろいろ詰め込んだ
いわゆる「ソフトウェアを作るときに必須・便利なもの詰め合わせセット」だと思ってください。
ということは、SDKがダメになったら、詰め合わせセット全体がが機能しなくなるということですから、
ソフトウェア全体が障害を起こしてしまいますよね。今回がそれなんです。
sportify(https://support.spotify.com/jp/article/using-spotify-with-facebook/)のように、
Facebookと連携しているアプリがことごとくその障害のあおりを受けて落ちてしまうという形になっています。
障害が起きてしまったらどうすればいい?
基本的に、FacebookのSDKが障害を起こしたら、私たちにはどうすることもできません。
しかし、オフライン対応のアプリであれば、対応することができます。
なぜならば、ネット回線につなげなければ、Facebookに関する情報と遮断されるので、
Facebookにどんな障害が起きていようがあおりを受けることはないからです。
じゃあSportifyもオフラインで聞けばいいじゃん!
聞ける人はそうしてください…というのも公式にも書かれているように、
ダウンロード・ストリーミングは有料の「プレミアム」会員限定なんです。
だから、この手を打てる人は限られてきますが、有料会員なら機内モードに!
Sportifyに関しては有料会員になる価値はあると思いますよ!
(ついでにこちらも紹介しときます…)
他のアプリは使える!なら原因と対策は?
①ネットに接続されていたらできない→機内モードで様子を見る

今回のケースはここに当てはまります。
ネットで接続されている場合に何らかの不良を被っていることが考えられるときには、とりあえず機内モードへ。
これで治ることはあまりない気もしますが、とりあえず試す価値あり。
ただ、電話やメールまで止まってしまうので、急に仕事が入る可能性がある医者などの職業の人はできないですね。
通信が必要なアプリでも、機内モードにしたら、通信がない状態で即落ちるかどうかの確認にはなるからね。
②スマホの一時的な問題→スマホの再起動
スマホもコンピューター端末ですから、定期的に電源を切ってあげないとバグることが多いです。
となれば、してあげるべきことは、スマホの再起動でしょう。
この①、②あたりがまずは行うことになります。
③まだできない?→携帯の容量の不足によるバグ?

携帯からストレージを見てみましょう。
写真が結構容量を食うのは皆さん想定の範囲内だと思うのですが、
意外と「その他」が容量を食っている場合があるので、適度に削除していってくださいね。
携帯がカメラとしての役割を果たすようになった現在、足りなくなるものの一つがストレージ。
既存のデータ容量がアプリの方まで圧迫することがあるらしいです。
ほーん。って感じですが、不要なアプリを消して、写真をどこかに移してしまいましょう。
もちろん追加ストレージを買ってもいいですが、検証のためだけにわざわざやることではないだろうと思います…
まだできない?そうなったら原因は僕にはちょっとはかりかねるので、症状(比喩的ですね)をググってください…
Facebook離れがすすむかも
Facebookと連携しているアプリは多いにもかかわらず、短期間で連続してSDKの障害が起きているので、
これからも大規模な障害が起こる可能性は十分に考えられます。
そのため、これから主要アプリについては、Facebook離れが加速することも考えられますね。
いかがだったでしょうか。最後にまとめておくと、次のようになります。
今回のSportifyなどの不良は、FacebookのSDKの問題である
オフラインでできるものは、機内モードにすることで解決できる
この手の障害は2か月前にも報告されており、短期間で再発する可能性がある。
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